東京芸術大学「2005/2006日本におけるドイツ年」プロジェクト
2005年6月ー9月

東京芸術大学では、2005/2006年の「日本におけるドイツ年」に際して
(1)「マヴォ/メルツ クルト・シュヴィッタース/村山知義 」~日本におけるダダ
(2)バウハウス大学ワイマールとの国際交流プログラム「Rosa!」~あらわになる色
(3)「D/J Brand」~ドイツで学んだ日本人アーティストの発火点
ドイツ関連の3つの展覧会および関連シンポジウムを、大学美術館および陳列館で会期を分けて実施した。

ima-selection Vol.1<表現の水際2005>
2005年3月26ー4月10日

先端芸術表現科では、設立6年を経て、独自の視点から今後新たな表現の地平を切り開くことが期待される新人作家による企画展「IMA selection」を開催することとなった。
第1回目となる本展を渡辺が担当することになり、この6年間の卒業生、在学生から先端芸術表現科の教員の推薦を受けて、16名を選出し、<表現の水際 2005>のタイトルの下、大学と社会との挾間に立つ若い表現者ならではの切実さと柔軟な発想による展覧会を実施した。会場は、横浜市の協力を得て、長らく使用されていなかった旧大蔵省関東財務局横浜事務所の古い建物を用いた。

  

「グリーンスペース」
東京芸術大学美術学部+バウハウス大学ワイマール現代美術交流展

バウハウス大学ワイマールから、B.ネーミッツ教授とゼミ生など15名が来日し、東京芸術大学美術学部からは教官、助手、および学内公募により選ばれた学生、大学院生、総勢13名が参加して行なった展覧会。2003年には、「グリーンスペース2-光と影-」と題し、本学から学生11名および教官、助手が約3週間バウハウス大学ワイマールに滞在し、出品者総勢39名、野外も含めて4会場にわたる大規模な交流展が開催された。





取手アートプロジェクト

取手リ・サイクリングアートプロジェクト '99

取手アートプロジェクト2000「家 郊外住宅」

取手アートプロジェクト2001「オープンスタジオ in 取手」


取手アートプロジェクト2002「Take Me to the River ~川を知る 川に学ぶ」

取手アートプロジェクト2003「オープンスタジオ in 取手」-アーティストの仕事場

取手アートプロジェクト2004「1/2のゆるやかさ」

取手アートプロジェクト2005「はらっぱ経由で逢いましょう」

1999年、東京芸術大学取手校地に先端芸術表現科が発足したことを機に、始められたアートプロジェクト。東京芸術大学(先端芸術表現科)、取手市行政機関、取手市民からなる実行委員会を組織して、毎年の企画、運営にあたってきた。2003年度からは、音楽学部(音楽環境創造科)も含めた全学的な取り組みとなり、地域における認知度、内外からの反響も益々高まっている。全国公募による野外アート展「取手リ・サイクリングアートプロジェクト」と、取手市在住作家による「オープン スタジオ in 取手」を交互に開催し、加えて毎年特色のある企画を実施している。
こうした取組みが評価されて、平成16年度文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(テーマ:「地域活性化への貢献」に全国大学等から246件の申請のあった内、36件が選定された。)に本学から申請した「取手アートプロジェクトと地域文化の活性化」が、選ばれました。

これにより、「TAP2004実施本部運営」「アートプロジェクトに関する調査・研究」および「TAPアーカイヴス」に対して、文部科学省から重点的な支援を受けることになりました。

東京芸術大学美術学部+デュッセルドルフ美術アカデミー現代美術交流展
1997年12月  東京芸術大学取手校地

デュッセルドルフ美術アカデミーから、M.イエテロヴァ教授とクラスの13名の学生が来日し、東京芸術大学美術学部からは学内公募により選ばれた学生、大学院生13名が参加して行なった展覧会。翌1998年には、デュッセルドルフでソウル、ケイヨン美術大学と3校による交流展が開催された。